コーティング車の洗車機利用について
お世話になります。店長の津田です。みなさんは車をガラスコーティングした後に洗車機を使っていますか?洗車機に入れるとせっかくのコーティングが剥がれてしまう?コーティングの効果が無くなってしまう?コーティング車と洗車機にまつわる話は色々とありすぎてどれを信じたら良いのかわからない!当店のお客様からもよく質問をいただきます。そこで、今回はコーティング車の洗車機使用に関する記事を書きたいと思います。ガラスコーティングや洗車機にはたくさんの噂や迷信が存在しますが、ポイントは原理原則をしっかりと押さえる事です。まずは最初に結論をご説明いたします。
コーティング車のメンテ方法は【手洗い洗車>洗車機>何もしない】
まず、結論はコーティング車にも定期的な洗車が必要という事です。どれだけ強固なガラスの皮膜で車のボディを覆っても汚れの付着は防げません。付着した汚れを放置すると酸化してコーティング層を浸食していきます。洗車をする事で汚れの酸化を未然に防ぎ、コーティング本来の性能を発揮する事が出来るのです。洗車の方法としては手洗い洗車がベストです。コーティングに対する負荷を限りなく少なくする事が可能ですし、細かな部分も洗う事が出来ます。しかし、洗車機も使用方法を注意すれば十分に使用可能です。一番問題なのは何もせず放置をしてしまう事です。
コーティング車を洗車機に入れてはいけないと言われる理由
コーティング車を洗車機に入れてはいけないと言われる理由は大きく分けて2つあります。
理由1:コーティング時に鏡面磨きをしていると洗車傷が目立ちやすくなる
ガラスコーティングを施行する場合、ポリッシャーを使用してボディを鏡面磨きでピカピカにしてからコーティング剤を施行する事が多いです。ボディを磨いた場合、まるで鏡のようにきれいになりますが、それ故に洗車傷が目立ちやすくなります。洗車機の場合は予備洗いである水洗いの時間が少ない傾向にあるため、車のボディ自身に乗っている砂や埃をブラシで引きずってしまう可能性があります。因みに最近の洗車機はかなり性能も進化し、ブラシの素材が悪いといった理由で洗車傷が入ったりブラシに砂が残っていて洗車傷が入るという事はほとんど無くなりました。洗車機自身にもセルフクリーニング機能がついており、洗車待機時にブラシ洗浄を行い、洗車時の車への負荷を軽減しています。もちろん、ふるーる洗車の洗車機もご安心ください!
理由2:ガラスコーティング本来の撥水性能を阻害してしまう場合がある
ガラスコーティングには様々な撥水性質があります。撥水、強撥水、超撥水、疎水、親水など製品ごとにその性能は様々です。専門店でのコーティングであれば車の車種や色に合ったコーティングの選択をしてもらえるでしょう。しかし、洗車機で洗車する場合に撥水洗車をやワックス洗車を選択するとせっかくのコーティングの性質を台無しにしてしまいます。なぜなら、撥水具合はトップコートの性質に大きく依存するからです。せっかく、コーティングをして上質な親水の状態になっても、洗車機で撥水洗車を行ってしまうと、性質としては撥水になってしまいます。水洗いコースやシャンプーコースを選択すれば問題ありませんが、分からずについつい撥水コースを選択してしまう人も多いのではないでしょうか?
(しかし、コーティングを施工していても2,3ヶ月も経つと水玉にならなくなったり、撥水具合も落ちてきたりしていませんか?コーティング皮膜は残るとしても、コーティングの撥水効果や防汚効果を保とうと思ったとき、コーティングにもしっかりとしたメンテナンスは必要になってきます。)
コーティング車と洗車機について考えてみよう
それでは今までの話もふまえてよくある質問についてお答えします。
■洗車機を使用したらコーティングが剥がれるのでは?
ガラスコーティング剤は塗装と化学反応を起こして定着します。その定着力はかなりの物で、洗車機程度の圧力では剥がれる事はまずあり得ません。
コーティング車を洗車機に入れる問題の本質は洗車機がボディに乗った砂や埃を引きずる事での洗車傷です。洗車傷が蓄積するとコーティング本来の防汚力であったり撥水性能が低下するので、手間ひまかけて手洗い洗車をする方がコーティングの効果を長持ちさせる事が出来ます。
■コーティング車はノンブラシ洗車以外はだめなの?
確かにノンブラシ洗車の方が洗車傷が入るリスクは少なくなりますが、洗浄能力はブラシありのタイプに比べ劣ります。水垢等がついてしまっている場合はブラシありの洗車機を選択しましょう。
■洗車機を使用するとコーティングの効果が無くなる
水洗い洗車やシャンプー洗車であれば、ガラスコーティング本来の性能を失う事はありません。しかし、上記したように洗車傷の蓄積で防汚力や撥水性能は低下していくので、出来れば水をたっぷりと使用した手洗い洗車の方がオススメです。更に犠牲膜としてコーティングのメンテナンスを行なえれば、よりベストです!
■洗車機を使用した後の拭き取りはどうしたら良いの?
コーティング車であれば、水はけがいいため、洗車後に拭き取りを行わず、走りながら乾かしてしまおうという人も多いと思います。しかし、走行中に乾いていないボディが砂や埃を集めてしまいますので、洗車後は出来るだけ拭き取りを行うようにしましょう。
タイプ別に洗車機の使用に関してのまとめ
■車をピカピカにしようと思ってガラスコーティングをした!
車:濃紺車→手洗い洗車をおすすめ
ホワイト・シルバー系→出来れば手洗い洗車がオススメですが、
予備洗いをしてからの洗車機も可
■塗装の保護や洗車を楽にしたいと思ってガラスコーティングをした!
車:濃紺車→出来れば手洗い洗車がオススメですが、
予備洗いをしてからの洗車機も可
ホワイト・シルバー系→そのまま洗車機に入れても問題ありません
ガラスコーティングのメンテナンスには正しい知識が必要
車をピカピカにしたいと思ってコーティングをした人も、洗車を楽にしようと思ってコーティングをした人も決して安くはない費用を払ってコーティングをしたと思います。せっかく、かけたガラスコーティングもその後のメンテナンス方法によっては本来の効果を発揮できなくなります。コーティングや洗車に関する正しい知識を身につけて、いつまでも愛車を美しく保つことができたら良いですね!それでは今日はこの辺りで。
当店に任せて頂けるのなら、下記の洗車メニューをご覧ください。
・洗い放題エクスプレス(セルフ洗車の洗い放題)
・SMART WASH(基本的な手洗い洗車)
・エアブローについて(機械洗車と手洗い洗車の違いのひとつ。ふるーる洗車のこだわり)
・SUPER WAX(コーティング車おすすめのメンテナンスメニュー)
・オススメ!『ふるーる洗車の年間パック』(洗車専門店に洗車&メンテナンスを完全に任せて頂けるのならコレ!!)
東京の八王子はさすがに行けない・・・という方は!!
当店でコーティングの最高のメンテナンス剤として使用している、SUPER WAX。
手洗い洗車で使用しているSUPER WAXはPRO用のモノですが、セルフ洗車向けの市販用のSUPER WAXも当店で扱っています。(PRO用との違いはカルナバの含有率が変わっています)
市販用のSUPER WAXでも、十分コーティング層の保護、そしてカルナバワックス特有の艶・光沢が得られます。SUPER WAXはカルナバロウの中でも最高級のカルナバ1号を使用しています。
このSUPER WAXの一番のポイントは、固形ワックスから白いカスを取り除くことに成功した”液化コーティングワックス”なので、固形ワックスを施工する際に悩まされるムラや白いカスから解放された液体のワックスですが、効果・性能は固形ワックス同等以上のモノが得られる、というポイントです。
洗車機にかけたあと、慣れてくれば5〜10分ほどで施工できてしまいます。
研磨剤(コンパウンド)は一切入っていないので、ヘッドライトやドア間の黒いピラー部分や樹脂部分、メッキ部分などボディ外観すべてに施工でき、劣化を防ぎながら光らせます。そして施工後の平滑なボディのツルツル感は驚きの一言。
(ちょっとした裏技ですが、内窓にも施工できて、ヤニなどの汚れも落として施工後はとてもクリアな視界に。)
何より洗車専門店で長年主力メニューとして活躍しているワックスなので、施工性や性能は折紙付きです。
ショッピングページが無いので、メールでの直接注文になりますが、お買い求めになりたい方は下記のメールアドレスにメール頂ければ、担当の者が対応いたします。
fleur-honten@grace.ocn.ne.jp
件名に『スーパーワックス購入希望』とご記載の上、メール本文に【お名前】【発送先】をお書き下さい。こちらから容量別のセット内容や価格について返信させて頂きます。お買い上げ頂いた皆様に、ふるーる洗車オリジナルの『セルフ洗車のポイント』をプリントしたものを同封いたします。ご質問などあれば、お気軽にお聞き下さい。※店舗の営業があるので、即日発送などは対応できませんのでご了承下さい。